この概念は後に文学の世界に転用され、文学上の一手法を表す言葉として使われるようにもなる。すなわち「人間の精神の中に絶え間なく移ろっていく主観的な思考や感覚を、特に注釈を付けることなく記述していく文学上の手法」を表す文学用語として「意識の流れ」という言葉が用いられるようになる。この用法を最初に使ったのはイギリスの女性小説家、メイ・シンクレアだとされる。
人間の思考を秩序立てたものではなく絶え間ない流れとして描こうとする試みは「意識の流れ」という語の成立以前からあり、最も早い例としてはローレンス・スターンの『紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見』などがあるが、特に近現代の意識の流れを用いた小説には心理学の発達、殊にジークムント・フロイトの影響が見逃せない。
意識の流れ手法を用いた代表的なイギリスの小説家としては、ジェイムズ・ジョイス、ヴァージニア・ウルフ、キャサリン・マンスフィールド、ドロシー・リチャードソンなど。この手法を用いた作品として挙げられる例にはジョイスの『ユリシーズ』『フィネガンズ・ウェイク』、ウルフの『灯台へ』、フォークナーの『響きと怒り』などがある。
— 意識の流れ - Wikipedia (via nakano)