- a posteriori - 結果から考えると
- a priori - 原理からすると、自明な
- ab initio - 第一原理、初めから語る (原義「はじめから」)
- actus reus - 犯罪行為、違法行為
- ad colligenda bona - 臨時の遺産管理、 遺産管理人任命前の遺産の管理
- ad hoc - その場限りの、特にこの問題について
- ad hominem - 人に対しての、主張する者に関して
- ad idem - 同じ点について
- ad quod damnum - 損害に応じて、損害に応じた
- Alea jacta est. - 賽は投げられた
- Amor Vincit Omnia - 愛の勝利(原義「愛は全てを征服する」)
- argumentum ad baculum - 威力に訴える論証
- argumentum ad populum - 衆人に訴える論証(多くの人々が信じているという理由で、ある命題を真であると論証結論付けること。論理学における誤謬の一種)
- ars longa, vita brevis - 学芸は長し、生涯は短し(ヒポクラテス)
- bona fide(bona fides) - 善意で、誠実に
- Barba non facit philosophum. - 髭は哲学者をつくらない
- Bis das, si cito das. - もし早く与えるならば、あなたは二度与えることになる
- Boni amant bonum. - 善人は善を愛する
- Carpe diem - 今この瞬間を楽しめ、今という時を大切に使え(原義「その日を摘め」)
- Carthago delenda est - カルタゴ滅ぶべし(ポエニ戦役におけるカルタゴに対して用いられたローマの政治スローガン)
- casus belli - 開戦事由(戦争の開始を正当化する事由)
- caveat emptor - 買主をして警戒せしめよ(売買法上の原理を示す法諺)
- cogito, ergo sum - 我思う、ゆえに我あり(デカルト/ラテン語訳はメルセンヌ神父による)
- compos mentis - 正常な精神状態
- contra bonos mores - 善良な道徳に反する
- contra preferentem - 作成者不利益解釈」 - 契約の文言に曖昧な点がある場合の解釈指針として作成者に不利に解釈するという原則
- corpus - 人身、信託元本、遺産
- corpus delicti - 犯罪構成事実
- Corpus Juris - (法大全)アメリカ法大全
- corpus juris civilis - ローマ法大全」(市民法大全) - 東ローマ帝国皇帝により編纂されたローマ法法典
- custos morum - 星室裁判所、王座裁判所(原義「良俗の守護者」)
- de facto - 事実上の (用例「デ・ファクト・スタンダード」)
- de integro - 新たに
- de jure - 法令上の (用例「デ・ジュリ・スタンダード)
- de minimis non curat lex - 法は些事に関せず
- de novo - 改めて、再度初めから
- De omnibus dubitandum - 一切を疑うべし
- Deus ex machina - 機械仕掛けの神(原義「機械から出てくる神」)
- doli incapax - 責任無能力
- Dum spiro, spero. - 生きる限り、希望をもつことができる/手を止めて深呼吸せよ。希望がわくだろう(原義「「息をする間、私は希望を持つ」」)
- Epistula enim non erubescit. - というのも、手紙は赤面しないから
- Errare humanum est. - 過ちを犯すことは人間的なことである
- Et arma et verba vulnerant. - 武器も言葉も(人を)傷つける
- et cetera - その他
- Et in Arcadia ego. - アルカディアにも私はいる(「私」は、この場合「死」と解される)
- Et tu, Brute? 「ブルータス、お前もか」というシェイクスピアの悲劇『ジュリアス・シーザー』中でシーザーが暗殺されるときに放った最後の言葉。
- Ex nihilo nihil fit. - 無から無は生じない
- Facta non verba. - 言葉でなく行為が大事
- Fama volat. - 噂には翼がある (原義「噂は飛ぶ」)
- Fata viam invenient. - 運命は道を見出すだろう
- Fiat justitia, ruat caelum - 「正義を行うべし、たとえ世界が滅ぶとも」または「天が崩壊しようとも正義を追い求めよ」
- Gloria virtutem tamquam umbra sequitur. - 栄光は影のように美徳に従う。
- Gloriam qui spreverit, veram habebit. - 栄光を軽蔑する者が、真の栄光を持つだろう。
- Graecia capta ferum victorem cepit. - 捕らえられたギリシアは、野蛮な勝利者(ローマ人のこと)を捕らえた
- Gravis ira regum est semper. - 王の怒りは常に重い
- i.e. - つまり(id estの略)。
- ibid(idem) - 同じ場所(文献・資料・判例等の引用の際などに用いる)
- id est (i.e.)- すなわち、言いかえれば(先行する用語の語義を確定するために別の用語を用いる場合などに用いられる)
- imprimatur - 検閲済み、印刷許可
- in camera(イン・カメラ) - 裁判官室において、非公開で。
- in esse - 現に存する
- in posse - 可能性の上の
- In medias res - 物事の中途に
- In silico - コンピュータを用いて(原義「シリコンの中で」から)
- In situ - 本来の場所にて、同じ場所で
- In vitro - 試験管内で(原義「ガラスの中で」から)
- In vivo - 生体内で
- Incertae sedis - 上位分類群が決まっていない(原義「地位が不確実」)
- inter alia - とりわけ、なかんずく
- ipso facto(イプソ・ファクト) - それ自体の性質によって
- jus cogens(ユス・コーゲンス) - 強行規範
- jus gentium - 万民法
- jus naturale - 自然法
- jus primae noctis - 初夜権
- Laudatur ab his, culpatur ab illis. - ほめる者もいれば、非難する者もいる
- lex scripta - 成文法
- loc cit - 示した場所にある
- Ludus genuit iram. - 冗談は怒りを生む
- Lupus in fabula. - 噂をすれば影 (原義「話の中の狼」)
- mala fides - 悪意、誠実でない
- mater semper certa est- 母親は常に確定している
- Memento mori -「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句。(原義「死を忘れるな」)。古代では「メメント・モリ」の趣旨は、carpe diem(今を楽しめ)ということだった。
- mens rea - 故意、過失、責任要件(有責性を認めるための基礎的条件)
- modus operandi - (犯罪の)手口、遂行方法
- modus ponens - 論理学における妥当で単純な「論証」。ラテン語で「肯定によって肯定する様式」の意。
- modus tollens - 間接証明(indirect proof)や対偶による証明(proof by contradiction)の正式な名称。(原義「否定によって肯定する様式」)。
- motion in limine - 予断防止申立て」 - en:motion in limine
- mutatis mutandis - 準用する
- ne exeat - 出国禁止令状、離国禁止令状」 - 裁判管轄権の確保のために発せられる命令
- neminem captivabimus - 不当逮捕の禁止(※「朕は法廷の答申なしには拘束しない(neminem captivabimus nisi iure victum)」という成句の冒頭語)
- nemo dat quod non habet - 自分が有しない物を与えることはできない(真の所有者など正当な権利の保有者からでなくては権利の譲受を受けることができない)
- nemo
debet esse iudex in propria causa(nemo judex in causa sua) -
誰も自ら関与する案件の裁定者足りえず」 - 裁判・決定において利害関係者は判断権者となることができない旨の法格言。除斥・忌避・回避参照
- nil(nihil) - 不能、何もない」 - 他の単語と組み合わさることで成句を導く。
- Nihil sub sole novum. - 何ものも太陽の下に新しいものはない
- non constat - 明白ではない
- non est factum - 証書作成否認の答弁
- non liquet - 明白でないゆえの判決回避
- non sequitur - 無関係の、論理的帰結としておかしい
- nunc pro tunc - 遡及的に
- Odi et amo. - 私は憎み、そして愛する。
- Omnia aliena sunt: tempus tantum nostrum est. -万物は他人のもの。ただ時間のみが我々のもの。
- Omnia fert aetas, animum quoque. - 時はすべてを運び去る。心もまた。
- op cit - (当該著者の)上記文献
- pacta sunt servanda - 合意は拘束する
- parens patriae - 国親思想(国が保護者的立場に立つ発想)
- Pax Americana - アメリカ合衆国の覇権が形成する「平和
- Pax Assyriaca - およそ紀元前700年から紀元前630/620年の間に覇権を確立したアッシリア帝国による平和。
- Pax Britannica - イギリス帝国の最盛期である19世紀半ばごろから20世紀初頭までの期間を表した言葉。
- Pax Europaea - 第2次世界大戦後の西ヨーロッパ、北ヨーロッパ諸国によって醸成されたヨーロッパ地域の相対的平和。
- Pax Minoica - ミノア文明(クレタ文明ともいう)による平和。
- Pax Mongolica - 13世紀から14世紀に渡りユーラシア大陸を支配したモンゴル帝国の覇権による平和で安定した時代を指す。Pax Tataricaとも。
- Pax Ottomana - オスマン帝国の支配下にあった領域で達成された秩序を指し、近年の1990年代以降トルコで使われるようになった用語。
- Pax
Romana -
ローマ帝国の支配領域(地中海世界)内における平和を指す語。エドワード・ギボンが『ローマ帝国衰亡史』のなかで五賢帝の時代を「人類史上もっとも幸福な
時代」と評し「パクス・ロマーナ」というラテン語の造語で表現してから一般に広まった。(原義「ローマの平和」)
- Pax Sinica - 中国の覇権により維持された東アジアの平和状態。
- Pax Sumerica - 紀元前22世紀から紀元前21世紀にかけてメソポタミアを支配したウル第三王朝による平和。
- pendente lite - 訴訟係属中
- per capita - 1人当たり、1人につき
- per curiam - 合議体(全体)の意見
- per diem - 1日当たり、1日につき
- per quod - それにより
- per se - それ自体により、当然に
- per stirpes - 代襲相続 - 相続人相当者の卑属による相続
- persona non grata(ペルソナ・ノン・グラータ) - 好ましからざる人物
- Persona
non grata)
外交官になるには派遣国にそう認められると同様に、接受国にもそう認めてもらわねばならないが、拒否されることをいう。「ペルソナ・ノン・グラータ」接受
国が有する唯一の拒否手段であり、これ以外の手段(強制送還、身柄拘束)を用いて外交官の非行を制裁することはできない。(原義「好ましからざる人物」)
これから慣用的に「歓迎したくない人物」を指すこともある。
- Plus Ultra -
カルロス1世(神聖ローマ皇帝カール5世)の個人的なモットーから採用されたスペインの国のモットー。カルロス1世はヨーロッパのさまざまな地域(特に神
聖ローマ皇帝として)と世界中の植民地を支配したため、民族を超えて使われるフレーズとして解釈されてきた。(原義「もっと向こうへ、更なる前進」)
- posse comitatus - 市民警察隊(保安官により動員される治安維持のための市民集団)
- Pro
bono -
元は弁護士など法律に携わる職業の人々が無報酬で行う、ボランティアの公益事業あるいは公益の法律家活動。現在では法律分野に限らず各分野の専門家が、職
業上持っている知識・スキルや経験を活かしてNPO(非営利公益法人)を支援したり社会貢献を行ったりする活動全般を指す。(「pro bono
publico「公共善のために」の略)
- pro rata - 比例按分して
- pro tempore - (pro tem.と略す)臨時の
- Probatio diabolica - 悪魔の証明
- propria persona - 代理人に拠らずに、(当事者)本人が
- quasi - 準~、~に準じる」 - quasi contractなどのように成句をなす。
- quid pro quo - 対価
- Quo Vadis? - (あなたは)どこに行くのか?
- quae nocent docent - 知識は苦き経験の賜物
- Quod Erat Demonstrandum(Q.E.D.) - 証明終了(原義「かく示された」)
- quod hoc - これに関して、これに関する限り
- Rara iuvant. - 珍しいものは(人の心を)楽しませる
- Ratio quasi quaedam lux lumenque vitae. - 理性はいわば人生の何か光のようなもの
- Res, non verba. - 言葉でなく事実
- respondeat superior - 使用者責任(使用者に対し、被用者の不法行為責任に基づく責任を負わせる理論)
- restitutio in integrum - 原状回復(契約の一定事由による取消後に契約締結前の状態に当事者を復帰させること)
- Scientia est potentia. - 知は力なり
- Semper avarus eget. - 貪欲な者は常に欠乏する
- Semper Fi! - (Semper fidelisの略) 常に忠誠を (アメリカ海兵隊の標語)
- Senatus Populusque Romanus (SPQRと略す)- 紳士淑女諸君(原義「元老院とローマの人民(市民)」から)
- Sequere naturam. - 自然に従え
- Sera, tamen tacitis Poena venit pedibus. - 遅く、しかし静かな足取りで罰の女神は訪れる
- Soli Deo gloria - ただ神にのみ栄光 ※J.S.バッハはこの意味で自筆譜に「SGD」とサインした)
- Tabula rasa - 人は生まれたときには何も書いていない板のように何も知らず、後の経験によって知識を得ていく主張を表す(原義「磨いた板」)
- Terra Mariana - 中世リヴォニアの公式名称。現在のエストニアとラトビアからなる領域にあたり、リヴォニア十字軍の結果作られた。(原義「聖母マリアの土地」)
- Textus
Receptus -
公認定本。デジデリウス・エラスムスとオランダの人文学者たちによって校訂され、1516年に印刷されたギリシア語新約聖書;出版された最初のギリシア語
新約聖書。のちにルターのドイツ語訳聖書や、日本の文語訳聖書の底本として用いられた。 (原義は「受け入れられたテキスト」)
- Ubi amici ibidem sunt opes. - 友のいるところにこそ富がある
- ultra vires - 能力外、権限踰越
- Unam sanctam - 唯一聖なる (1302年にローマ教皇ボニファティウス8世が示した回勅のこと。その文頭の言葉から)
- Urbi et Orbi - カトリック教会の教皇が行うラテン語での公式な祝福(原義「(ローマ)市と世界へ、 古代ローマにおける声明文冒頭の定型句から)
Ut ameris, amabilis esto. - 愛されるためには、(あなた自身が)愛される人であるように
- Vagina dentata - 歯の生えた膣
- Veni vidi vici - 来た、見た、勝った (カエサル(Gaius Julius Caesar)が、紀元前47年のゼラの戦いの勝利を、ローマに知らせた言葉)。
- Via crucis/十字架の道(Via Dolorosaに同じ)
- Via dolorosa - 苦難の道(十字架を背負ったゴルゴダの丘へ向かうキリストの最後の歩みのこと)
- vice versa - 逆に、逆もまた同様に
- Vox populi vox dei. 民衆の声は神の声。天声人語。
—
時々見かけるラテン語をリストにしてみた 読書猿Classic: between / beyond readers (via ssbt) (via otsune) (via u-labo)
あれもそれもラテン語起源だったのか!
(via nakano)